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統合失調症による大脳辺縁系の変化

大脳辺縁系とは脳の中枢にある器官です。
帯状回、乳頭体、側坐核、扁桃体、脳弓、海馬、海馬傍回によって成り立っています。

あまり有名ではありませんがわたしたちの精神生活に比重に重要な役割を担うのです。
ここは簡単に言えばやる気をもたらす部位です。
人間は同じことを行う場合でもやる気が出る場合と出ない場合があります。
その理由は大脳辺縁系の働きと関わっているのです。

大脳辺縁系の役割

この器官は単にやる気をもたらすだけではありません。
記憶を司り、物事を判断する機能も備わっています。
何かをやる必要に迫られた時、過去の記憶からそれが自分にとって好きなことか嫌いなことか。
あるいは本当に必要なことかそうでないかを判断するのです。
その結果好きなこと、やる価値があると判断した場合にやる気が向上します。

一方、嫌いと判断した場合にはやる気が減退するわけです。
そのため過去のトラウマとも関わっています

大脳辺縁系の変化

この大脳辺縁系は統合失調症によって変化することも知られています。
統合失調症の患者の脳は扁桃体の体積が減少しているケースがよく見られるのです。
それによって活動そのものが低下し、やる気の不足、倦怠感といった症状がもたらされます。
どちらもこの病気に見られる典型的な症状です。

機能低下は前頭葉との結びつきの低下ももたらすため、判断力や行動力の低下などに繋がります。
この点からも統合失調症との関わりがいかに深いかが窺えます。

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