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統合失調症による大脳基底核の変化

脳の活動の変化や低下。
統合失調症が脳に与える影響によって様々な症状がもたらされることが明らかになっています。
そんな統合失調症と脳の関係の中でも重要なのが大脳基底核の変化です。
前頭葉や側頭葉などとの関係がよく知られている一方、大脳基底核に関してはあまり知られていないのが現状です。

大脳基底核とは

大脳基底核は特定の部位をさして使われる名称ではありません。
難しい言葉を使えば尾状核、被核、淡蒼球、扁桃体、前障を含めた総称となります。
ただし、専門家によって定義が若干異なっており、色々な定義・意見も見られます。
他の定義で有力なのは他に視床とマイネルト基底核を加えるものです。
一方扁桃体と前障を外して捉える意見もあります。

大脳基底核の変化

この部分が統合失調症の患者ではどのように変化するのでしょうか。
CTスキャンなどで検査をすると多くの患者にこの大脳基底核の活動の低下が見られるといいます。
体積が減少するといった目に見える大きな変化こそありませんが、病気との関連が窺える変化と言えます。

大脳基底核の影響

なお、この大脳基底核はおもに集中力の維持を担っています。
その活動が低下することで集中力が低下するのです。
さらにはエネルギーの消耗による疲労感、だるさなどがもたらされることになります。
これらはどれも統合失調症によく見られる典型的な症状です。
しかもこれらの症状は急性期から回復期まで長い間にわたって見られます。
それだけこの大脳基底核の活動低下がもたらす影響が大きいのでしょう。

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